2013年4月10日水曜日

門坂流さんの個展


 不忍画廊さんにて8日「門坂流 個展」を拝見してきました。
今までの銅版画(エングレーヴィング)の集大成ともいえる作品展。圧巻の一言に尽きました。
描きはじめの作品から、近作のペン画作品まで、盛りだくさん。
13日までですので、よろしかったら是非。
 不忍画廊さんには、移転してから初めて伺いました。なかなか行けなかったので新しい会場はとても新鮮でした。
 太陽の光が入るせいか、4階ですが開放感が加わったように感じました。
 しばらくお会いしていなかったので、ゆっくりお話をする事が出来ました。ここでは書けませんが、私が悩んでいた事などの今後を示唆してくださるご意見も頂けて、何か気持ちが穏やかになった感じです。
 
 大変な作業の上に成り立つ版画。ゆっくり拝見出来た有り難い一日でした。
 門坂先生のWebサイトは右記にて。濃厚なサイトです。http://kadosaka.com/
 
…頑張らねば!

2012年1月29日日曜日

'12 1 27 画廊周り


長く記述することができずすみません。理由は日記の方で。
まず不忍画廊さんの『現代版画70年』展に伺ってきました。(右は「長谷川潔氏の『一樹(ニレの樹)』
28日までのところが多いので、慌てていましたけれど、一同に揃えられた著名な版画家先生の作品が充実。すごく嬉しくて落ち着きなくクルクル回っておりました。もっと見ていたかったです。11日からですから、いらした皆様は満喫できたでしょう。う~ん、すごく濃かったです。長谷川先生のポストカードブックを購入(^-^)v

 平安堂さんの地下一階のギャラリー・オール・テールさんにて「クリスマスニューイヤー小品展」を拝見してきました。とにかく人数が凄いのですけど小さな作品にギュッとつまった個性に圧巻圧巻(^^;) 中川知洋さんは立体で、みの虫さん(作品名を記入してこなくてすみません)がかわいくて。ここも濃密な空間になっていて、かなりのインパクトで足も痛いですけどお脳もパンパンにはってしまいました。濃厚でした。

 京橋界隈を突進していたら、おお、これは!と見つけたのがイナックスギャラリー「種子のデザイン展」です。うわ~私の好きな種物~!もう90度左に曲がってすぐに入ってきました!やった!触れないけど本物~!大きなフタゴヤシもケースに。私、フタゴヤシの写真集(おバカかしら…)を持っているので、本物に感動。やった~。ひっつき系の種子たちはもう少し鮮度が良くないとわからないな~と。子供の時の思い出にもちょっと浸りました。

奥野ビルに行く前にちょっとリサイクル着物店に(いい色の麻の着物がいいぬきえりをばこっちに向けているのだ!)にふら~っと入ってしまってここでまた少しHPの書き込みは実は私などど戯言をいっぱいして、何も買わずに(ごめんなさい!)出てきて…いつかは麻!!と気持ちを新たにしまして。
 まず奥野さんでは銀座フォレスト&ミニ
中山沙織さんの油絵は遠景を絵具で丁寧にグラデーションしているので、一瞬画材はなんだろうと感じます。光っているから岩絵の具でもスプレーでもないのはすぐわかるのですけど。丁寧さと色彩が和を感じさせるものなので誤解されるみたい。画材は気にしなくてもいいですよね。綺麗な色彩感覚があるのって財産ですもの(私は全然ないので~)優しくしっとりした作品でした。ミニでは森村彩さんのこちらも油絵。ネコさんやうさぎさん、かわいいのですけどしっかりとしたデッサンで、色も独特なので見ごたえがありました。ミニのこの小さな空間がかなり好きな私。このくらいだと、結構大胆になれそう。学生さんたちにはどんどん持ってきていただきたいけど、私も挑戦させて頂きたいけど(;^_^Aだめですよね~。とにかくお二人とも素敵でした。

左の作品は下4階の江原画廊さんでの土田圭介さんの鉛筆画作品展の一枚。本当はもっと上にも右にも広さのある作品です。DMはカットされているので、原画を見ていない人は残念ですね~。
その原画を観てわかったことは、鉛筆の使い方などが私などとは違い、シャープに扱っていることがわかり、私も紙に悩むなら、ぼかしはやめてガッツリシャープに描いてみようか、と背中を押された気分です。

お向かいのギャラリー銀座一丁目さんに久しぶりにお伺いしました。柏崎実美さんの展覧会で、こちらはフェルトの作品。丁寧でしっかりした生地は冬だけではなく、一年中使えそう。マフラーなども二枚使いなどもあり、季節で遊べる工夫がありました。「たっぷり」という言葉がぴったり。こちらはまだ会期が31日までありますので、是非。

 目の保養をかなり出来た一日でした。めまいは何度かおこしましたが、根性でつっぱしっております。
私だけじゃない、みんなも頑張っているし、魅力をたくさん発していて、このままではいけない!と痛感させられました。有難い一日でした。

2011年4月6日水曜日

'11.4.5の銀座一丁目近辺

 奥野ビル2階のギャラリーLa Merさんにて折井和良さんの油絵展()を拝見
オーナーさん手作りの芳名帳が暖かい。作品は抽象的ではありますが、自分の部屋に置くなら、と想像を掻き立てる色合いや構成で、とても好感をもちました。
明るい室内はほのぼのとしていて、とても居心地がよかったです。

銀座ギャラリー・フォレストさんではもう一つの作品展も含めでの紹介。
1ホールでは青木由莉子さんの作品展「眠れる庭園 Sleeping Garden」を拝見()。某画廊さんでの公募で優秀賞を頂きそこでの個展経験をなさっているので、興味津津で伺ったところ、詳しくは言えませんがいろんな事実を知る事に。
う~んと悩みつつ、美しい絵柄ですから、きっとどんどん公募に限らず持ち込みをしていけば、いいお仕事に巡り合えるのでは、と、私も興奮。今後がとても楽しみです。頑張って!

2ホール(フィレスト・ミニ)では飯島亜依さんの作品展。幼虫や、内臓や…それだけではないですが、それを布に染めて作業するという作品。これは見ないとわからないですね。写真を参考に。しかもペンなど使わない日本の染め物の絞り出しとほとんど同じ方法で、細い線を演出しています。()
すごい…一点欲しい…ない…次回期待していますよ!!チェコ好きの人にまた会えたわ!


最後に遅くなった~と焦りながら ぎゃらりぃ朋さんへ。今回が初めてとは思えない澤田かおりさんの作品展。(
スペイン旅行のスケッチなどを元に描いたポピーの花の咲く土地や一輪の構成は、とても優しさを感じます。
銀箔(ぎんぱく)を使った手法を私日本画は本当に無知なので、とても詳しく教えてくださいました、
それを使った作品には、確かに絵具の厚みとはまた違う「深み」を感じました。雪の中の木の枝など、とても美しくて…
 花粉症がのどに出るそうで苦しそうでした。私はピークをすぎたのですが、いろいろそちらの情報交換もしたり。

なんだか、いろんな情報と作品に囲まれて、頸椎や足の痛みも忘れて楽しめました。
とてもいろんなエネルギーに出会えた一日でした。
奥野ビル一階の「誠」眼鏡屋さんの事も書きたいのですが、それはまたの機会に。皆さん本当にありがとうございました。長居してすみません

2011年4月2日土曜日

2011.3.15啓祐堂ギャラリー


は、15日の最終日に伺った「書肆・啓祐堂ギャラリー」さんでの「百瀬靖子さん・動物と寓話展」(百瀬さんのHPにとべます)に伺った際の作品。
私、児童文学なども好きなので、作品と一緒に寄せられているお話がなかなか面白くて。深いです。  石膏に銅板を印刷した作品が(手にとって見せてもらえました(^-^)v)全部手作りですし、素敵でした。お写真だと、デコフレームなのかな、とついつい自分もこういうのに入れてみたいと探していたので、実際にみてびっくり。ドレッサーの横にちょっと置きたい作品です。
百瀬さんともお話が出来てとても楽しかったです。

2010.10.26の訪問履歴


ギャラリー・オキュルス・ビスさんにて佐伯庄吾さんのパステル画を拝見。その時タイで環境保護活動を行っている団体CFSGの作品を買いました。丁寧なお仕事がされていたし、お着物にも合いそうなので。こういう事でしか、支援に参加出来なくて、申し訳ない気持ちでいっぱいです。
佐伯さんの作品は優しい風景画。80歳半ばの御方とは思えないエネルギーです。いろいろと奥様が細かい仕事をフォローしてらして、素敵です。つい、居心地がよくて、お話を拝聴しておりました。
いいご夫婦…。私も頑張らなきゃ ギャラリー・オキュルスさんでは、鈴木雄次さんの銅版画の作品展。テーマは「フランシス・ジャムによせて」
私、フランス文学かじっている程度ですが好きです。しかし、失礼ですが聞いたことのないお名前でしたので、お話を伺っているうちにどんどんいろんな話に広がっていって、止まらなくなってしまうくらいでした。楽しいひと時を最終日のお忙しい時に頂きまして、恐縮しています。
恩師にも聞いてみたい。訳が堀口大学先生ですから…。詩も何作か拝読させていただきました。なんだかとても粘着質のある世界。フランスの影の世界が広がっていました。う~ん、この前やっとイェイツの詩集を手に入れたばかりだから、我慢我慢…

 高輪台の書肆・啓祐堂さんでは、上田千枝さんの作品展が賑々しく行われていました。真正面の100号の作品「みょ~ん」は圧巻!!こちらも最終日でしたので、紹介のみですみません。
 来年のスケジュールの確認をして、オーナーの杉本さんと後はまた本の話やお写真のお話で時間を忘れておりました。
 濃厚な一日でした。画廊レポートに書くべきことですが、こちらで紹介してからと思い、記載いたしました。

2010年1月27日水曜日

1.26 サードディストリクトギャラリー 牟田義仁展

サードディストリクトギャラリー(旧ガレリアQ)さんにて牟田義仁さんの「事物の事日記」展を拝見する。

 

 視線の端や上にある風景。時間の経過をひっそりとたたえている壁や路地。寂しさよりもこれからを感じさせる作品でした。

 大きさもそれほど大きくないのですが、きれいに並んでいるのに一枚一枚のインパクトで大きさが変わって見えるのは、写真展に行くたびに思ううれしい錯覚です。

お世話になっているのになかなか訪れることができなくて、牟田さんにも結局お会いできたのは何年ぶりなんだろうと思ってしまうほどで、不義理をしているな、と大反省です。
 お忙しいところ、ついついお話につき合わせてしまって、ますます反省です。

 今回は7つの連続写真展の一回目を飾っております。(最終日でした)
明日からの佐原さんの「何らかの煙の影響」もよろしくお願いします。
 新しくなってから、4階までの階段も会場内も白くなっているので、とても明るい感じです。
 頑張っている皆さんにいつも刺激される私であります。

2009年12月6日日曜日

12.04 菅谷文雄展・ぎゃらりぃ朋 他

ぎゃらりぃ朋さんで5日まで開催しておりました。
 ポストからDMを取り出す時についつい「お!」とか声を上げてしまう私。この度もこの一枚にはかなり魅せられましてなんとか会期中に行きたい、といろいろ体に言い聞かせながらの予定作りが出来て、拝見に伺いました。

まず、この作品は、「水彩画」なのであります。

しかもかなり小さい作品群なのです。
主に自然の草花を描いてらっしゃいますが私流の言い方になりますが「おすまし」をしていない植物たちなのです。何とも饒舌に語る絵画たちなのです。

 菅谷さんは、持って来て描くとおっしゃいます。
 いろんな愛情を感じます。、長い間、土と共に観察してきた時間もそこには息づいていることが小さな作品からはみ出るがごとく、語りかけてきます。

 また、頭をがっつりと刺激が駆け巡りました。いいです。多弁な作品ってとても憧れます。
いろいろな人が、頭の中でイメージが膨らむことでしょう。バックの黒はなんとも優しく包んでくれました。